逆子の治療って??

順調に赤ちゃんが成長していても、なぜだか逆子ちゃんになってしまう事もあります。きっと、産婦人科の先生から『逆子になってますね、次の検診まで様子を見てみましょう』なんて言われませんでしたか??紗会に逆子治療で来院された方のお話を交えて書き込んでいきますね。

その方は、病院で逆子であることをあまり問題にしていなかったみたいで、『次の検診で・・・』と言われたそうです。次の検診に行ったらまだ戻ってない。先生に『あれ?次で戻ってなかったらオペに切り替えましょう』と簡単に言われたそうです。お母さんとしてはやはり気の焦りがあったとおっしゃっていました。出来れば自然分娩で出産したい。紗会に来院した時は32週でした。

私は、治療をしないよりした方が戻る可能性は0ではありませんよ。とお伝えしました。ほんとうにその通りだからです。逆子になるのは、27・28週に多いと言われています。それは羊水が満たされ赤ちゃんが自由に動くスペースがあるからです。それまでもクルクルとお腹の中を元気に動くので逆子になる可能性はみんなにあると言う事です。

ただ、何か赤ちゃんの勘違いの様なもので頭がお母さんの頭の方に向いてしまう。きっと、動きすぎて上下が分からなくなってしまったのでしょうね。逆にとればとっても元気な赤ちゃんって事ですよね。私はそう思っています。そして、そのお母さんは紗会に来院し、逆子治療を受けました。1度目は残念なことに戻りませんでした。お母さんも周期もあるし・・・と諦め気味でした、でも気持ち的にもう1度お願いします。との事で、2回目の治療をしました。その2回目の治療で、お母さんも私も赤ちゃんがものすごく動いているのが分かったんですよ!治療していてお母さんのお腹を蹴っているのが分かりました。

検診に行ったら戻っていて、その方から電話をいただきました。『治っていました!!』と。やはり嬉しいですね!お母さんの声も安心した様子で私もほっとしました。では、逆子ちゃん治療のお話をします。逆子治療も基本的には全身治療です。お話を聞いて、お身体の状態を診ます。もちろん脈も診ます。治療方針を決め、細い鍼で2穴、皮膚に接触する程度です。まったく痛くありません。必要であれば3穴行います。そしたら、お灸をすえます。足の小指の先です。そこに脈を診ながらすえていきます。

お灸の大きさはお米の大きさです。熱くありません、安心して下さいね。何壮かは脈を診て決めています。そして、気になる症状の治療をします。お灸がメインです。もちろん、お腹の状態も診ます。冷えているところはないか?など丁寧に治療を進めていきます。治療時間は30分程度になります。しかし、どの鍼灸院さんに行っても赤ちゃんが戻ったかはエコーはないので分からない・・・のは正直な現状です。

1度の治療をして戻ってなかったらまた行う。周期がギリギリでも諦めずにお灸をすれば可能性はあるので、一緒に焦らず治療出来たらと思っています。私が逆子治療をして改めて感じたのは、周期に惑わされてはいけないって事です。赤ちゃんは、勘違いして上下が分からなくなっているので、東洋医学的な考えでお話すると陰陽を整えてあげる事です。赤ちゃんは逆子治療をされて『あれれ?なんか間違えてたみたい!頭が下かぁ!』と戻ってくれるはずです☆もちろん、1回の治療で成功している例もあります。

鍼灸治療は、赤ちゃんにもお母さんにも何の害もありません。しっかりと治って喜んでもらえています。1度で戻った方は、『私が頑固だから戻らないこも・・・』なんておっしゃっていました。私は、『信じる者は救われる!ですよ。』と。お母さんは『そうですね!』と力強く赤ちゃんが戻るのを願っていました。私も、もちろん気持ちは同じです。お電話でのお話で家に帰ってからお腹の中で暴れ回っていたそうです。微笑ましいです。お母さんの声も安心していて、今頃無事に出産しているでしょう。健康で、安心して出産の日を迎えられるようにお手伝いできればと思います。

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