安産灸☆妊婦さんの治療

お母さんにとって、妊娠・出産は喜びでもあり楽しみでもあり、時には心配や不安もあるのではないかと思います。丈夫な子が生まれてくるかな・・・とか、出産は大丈夫かな・・・とか。いろいろ考えてしまう事もあると思います。産婦人科の先生は、あかちゃんの様子を診てくれます。心拍はあるかな、しっかりと成長してるかな、健康かな、など。時には、お母さんの健康状態も気にかけてくれますね。

しかし、安産でお願いします!と言ってもそれは、産むときにしか分からない。陣痛を抑えてと言われてもそれは出産する上でとても大事な時間です。では、どうしたら安心して出産を迎えられるか・・・。ぜひ、鍼灸治療を考えてみて欲しいと思うのです。

よく安産灸と言う言葉を聞きませんか?もちろんあります。安産灸と言っても治療は全身治療です。安産灸だけをして終わりではありません。しっかりと生活のお話を聞きます。食事や便通、睡眠、悪阻(つわり)の状態、などですね、それからベッドに移り手足の冷えやお腹、腕、足を触りながら診ていきます。私たちの治療は脈を診ます。一人ひとり、身体の出しているサインは違うのでそれを探し治療方針を決めます。

妊婦さんの治療は大体30分くらいです。鍼は細く痛くありません。皮膚に接触させるだけです。2穴ほど鍼をします。必要であれば3穴、4穴です。お腹を診て、お灸をしたり鍼でなでます。あとは安産灸と腰痛や肩こりの治療をします。お灸がメインになるかと思います。背中は大事でその方の状態がよく現れてくるところです。なので皮膚の表面を触って鍼でなでたり、とんとんと優しく刺激します。ちょくちょく脈は診ていきます。

なぜ、脈を診るのかと言うと、その方の状態が分かるからです。脈拍を診てるのですか?と聞かれますが私たちの治療は、脈の形・速さなどを診ています。あんまり好ましくない脈もあるのでその脈はしっかりと良い形に変えていきます。そうすると、自然とお母さんのお身体もお腹の赤ちゃんも穏やかになって身体が温まって気持ち良くなります。

鍼をすると、身体が自然と良くしようと思ってくれるので、風邪をひきにくくさせたり、免疫力を高めるので妊婦さんにはとても効果があります。私が9月に診させていただいていた妊婦さんは臨月前までお仕事をされていて残りの1カ月で母体と赤ちゃんに良い事をしたいと言って来院されて来ました。数回来院されて、無事に出産しお話によると『陣痛は辛かったけど分娩台に上がったらすぐに産まれてくれました』と話していただきました。

そもそも陣痛は、赤ちゃんが生まれてくる信号を出してくれるので陣痛事態をなくすのは難しいです、なのでその時間を短い時間に、お母さんに負担のないよう出産が迎えらたら良いなぁと思うのです。今までの妊婦さんの治療で、治療をしたから逆子になったり、流産する事は一切ありませんので安心して治療を受けていただけます。

私に出来る限りの事を、お一人おひとりの関わりの中で一生懸命治療させていただきます。そして、親子が元気に出産の日を迎えられるようにお手伝いできたらと心から思います。

LINEで送る
Pocket

コメント

※コメントは承認制となっております。承認されるまで表示されませんのでご了承ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


※日本語が含まれない投稿はできませんのでご注意ください。