更年期障害の治療

お医者さんで、『更年期障害ですね』とか『歳のせいもあると思いますよ』と言われて、お薬を服用しているけど、一向に症状が良くならないと言ったお話を耳にします。症状が軽度であれば、ほてりやだるさ、イライラ感で終わる方もいらっしゃいますが、それだけで済まされない症状もあります。

更年期障害の症状の例─ある50代女性の症例から(1)

50代の女性のお話をしたいと思います。その方はもともと、足のシビレが辛い為、整形外科に言ったら病名を言われて紗会に来院されました。お顔を合わせた時に感じた事は、お顔が真っ赤で目の白眼の部分が真っ赤、首と頭の間に汗がにじみ出ていました。

詳しくお話をお聞きしていくと、うつ症状はもちろん、不眠症もあり頭痛、その他様々な辛い症状に悩まされてきたようでした。
足のシビレは今年の夏からで、ずっと『もあーん』とした感じで違和感があるとの事でした。治療に入ると足は冷たくお顔は赤い。これは逆気と言って気が頭の方に上がっている状態で、この気を下に下げてあげないと、いつまで経っても体調の悪い状態が続きます。

更年期障害の鍼灸治療の例─ある50代女性の症例から(2)

はりを1穴していく度に身体の力が抜け、少しお腹にお灸をすると足が温まってきました。患者様も『あれ?足が温かくなってますよね?』と実感して下さいました。後は、必要なところにはりをして、背中や足を丁寧に優しい刺激で行っていきました。そして、驚いたことに腰の広範囲にわたって硬く鉄板が入っている様な状態でした。私は腰のこの硬さが足のシビレを起こさせていると思いましたが、診断は出来ないので腰の治療を念入りに行いました。

治療が終わると、まずはお顔の色がとても血色の良い感じになって、白眼の赤色がきれいな白色に変化していました。患者様も『あれ?すごく気持ちが良いです。肩や顔が熱くて仕方がなくて気持ち悪かったのが取れました』とおっしゃっていました。

その後も週1ペースで来院されて、この間は『私、先生のところに来てから普通の身体になってきています』とお話してくださいました。まだシビレはあるものの、お身体が楽になって喜んでいただき私も嬉しかったです。

紗会の鍼灸治療

女性はの身体はナイーブで、何かをきっかけにして体調を崩しホルモンバランスに影響し悪化することがあります。鍼灸治療は怖いというイメージがあるかもしれませんが、紗会では皮膚に接触させる程度の優しいはりです。みなさん「痛くない」と不思議がるほどで、とても気持ちの良い治療です。
ちなみに、その患者様のご主人もぜひ治療を受けたいという事で診させていただいたところ、なんと1回の治療で肩の全面の痛みが消えてしまったと喜んで下さいました。

『魔術師』みたいだ。なんておっしゃってくださいましたが、改めて私自身鍼灸治療の良さを感じました。辛い症状を我慢せず、改善する治療があると言う事を知っていただけたら幸いです。

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