本格的な秋♪

こんにちは。おひさまはりきゅう治療室の沙代子です。今日はあいにくの雨模様ですね。。。保育園の運動会や地区の運動会が予定されていた方も多いのでは?体育の日に延期が多いかな。この雨をきっかけに本格的な秋になると昨日のお天気予報士さんが言ってましたね♪スッキリした秋晴れが続く日を楽しみにしていました。

さてさて、今日の日記は東洋医学の方向から見る『秋』の特徴のお話をしようと思います。秋の季節と関係が深い気の川は『肺』になります。そして肺の川は金(きん)の性質と関係しています。この肺と金を一緒にして『肺金経(はいきんけい)』という川と呼びます。秋は肺金経と関係が深いという事になるわけです。

肺金経の川の特徴は、まず気をつかさどっています。気にもいろんな気の働きがあります。気のすべてを肺は支配していて血液や体液、水分などを働かせています。肺は心の川とも密接な働きを持ち助け合っているので非常に大事な役割をしています。また、皮膚とその毛とも関係があり、潤いを与える仕事もしています。鼻にも関係が深いのですが簡単に説明すると咳やくしゃみが続くと比例して症状に出るのは鼻水ですよね。なので、肺の川は鼻とも関係があり鼻水が適度に鼻の中を潤して清潔に保ち、異物を中に入れない仕事もしています。

肺金経の性質としては、乾燥性も持っています。他の書物には湿と書いてあるものもあります。湿は重濁性と言い重たいイメージでしょうか。梅雨や台風の時の陽気を思い出してもらえると分かりやすいです。乾燥性の性質を持っているから肺の川は傷つけられてしまうんですね。こうして見てみると、秋になると乾燥して来るから風邪に気を付けよう!とかって日ごろから言ってますよね?昔から東洋医学の秋の性質などは自然と合致していたんです。

じゃ、秋だから風邪をひくってわけではなく春も夏も冬もひきます。どんな季節に風邪をひいても肺金経の川は侵されいることが多いですが春には春の特徴を持った症状、夏には夏の特徴を持った風邪を引きます。秋には乾燥性の風邪を引くことが多いよというだけで季節ごとで違った症状を表すのです。

例えば、鼻水が出るな?なんか鳥肌がたつな?などを感じたときは『肺金経の川』に何か起こっているのかも?という考え方が出来るわけですね。肺は皮膚や毛にも関係し体温調節などの大事な仕事をしてるのですから、ふむふむとうなずけます。秋の特徴としてのお話ですので、肺の川だけを見ても解決にはなりません。治療の時はまた違った方からその方の身体に出ているサインを見逃さないようにしています。

自分で書いていても、東洋医学の深さを感じます。少しでも分かっていただけると幸いです。次は冬の特徴を・・・お楽しみに♪

 

 

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